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在りし日の伊之助くん

2001年7月の初旬。毎日その年の最高気温を更新する何日目か。僕らは古河市の知合いの動物病院に、店先に捨てられていたという彼女を譲り受けに行った。ケージの中の彼女は明らかに緊張していて、初めて動物らしい動物を飼う僕らもやっぱり緊張していた。

「名前どうする?」

「伊之助でいいんじゃね?」

「誰それ。」

「いや行司軍配の。」

名前は本当にいい加減に決定した。試しに、

「伊之助ぇ~。」

と呼んでみても当たり前だけど振り向かない。せめて名前くらいケージに貼り付けておいてくれれば良かったのにな。とつくづく思った。

そして帰りの電車の中、僕はこのアホみたいに愛くるしい、小動物というにはちょっとサイズの大きな生き物をしげしげ眺めながら、

「何時かあっさり居なくなるんだよな。コイツも。」

なんて事をボンヤリ考えていた(後で聞いたらカミさんも同じ事を考えて居たらしい)。相変わらず彼女はケージの中で所在無さそうに、目一杯緊張して震えていた。

つづく(のか?これ・・・)。
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