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在りし日の伊之助君


お葬式の話。

東京というのは世知辛いもので、そこら辺に埋めてお墓を作ると言う訳にも行かず、動物の供養をしてくれるお寺を探して荼毘にふして、お経を上げてもらうことにした。お経は結構本格的で、お堂で袈裟を着た坊さんが長々とあげてくれた。合間合間に、

「い~の~す~け~。」

って言ってるのが聞こえてちょっぴり可笑しかった。

その後、遺体を焼いてもらい、待合室で小さな骨壷に納まったお骨を持って、諸々の手続きの順番待ちをしていると、なんとなく香ばしい匂いがしだした。

「あれ?伊之助焼いたら香ばしい匂いになっちゃった?これ。」

とカミさんに確認したところ、しー!やめなさい!みたいなゼスチャをし出したので、ふと脇をみると別の動物の供養で来ていたご夫婦が、沈痛な面持ちでお茶を飲みながら胡麻煎餅を食べていた。これはもうかなりツボで、笑いを堪えるのが大変だった。

なにかと面白可笑しい事ばかりで、旅立ちが笑顔ってのも悪いはなむけでもないなと思った。最後は笑ってお別れしたんだよ。ってね。ニューオリンズのセカンドラインの事を思い出したりして。俺の葬式もカミさんの葬式もそんなカンジがいいななんて考えたりもする。

そんなこんなで伊之助君の追想記はここらで幕としたいと思います。なんて言いつつね。なんか思い出したら気まぐれに書くかもしれません。またそんな機会に。
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祭壇


気が付けば今日は伊之助君の一周忌だった。早いもんだな。

写真は寝室の一角に構えた伊之助君の祭壇なのだが、大枚はたいて買った位牌に「式守伊之助」ってフルネームを入れるのは流石に不遜だから、平仮名で「いのすけ」にしよう。なんて話し合ったり、ちっちゃな位牌に果たして「愛フェレット いのすけの位牌」なんて長い文字が入りきるんだろうかなんて心配したのがもう1年前か。ほんと早いもんだ。

ちなみに祭壇には、彼女のお気に入りだったおもちゃやエサ、遺影、そして遺骨が置いてある。流石に最近はあまりその存在を気にしてはいなかったけれど、今日くらいはエサと水を新しいものに替え、お線香をあげて、黙祷して手を合わせた。

彼女もまさかblogで思い出話を書かれてるなんて考えもしなかったろうにね。思い出は尽きないけれど、丁度区切りだしこのコーナーも次回くらいで最終回にしようかと思います。

食べ物とか飲み物の話。

甘いものが本当に好きだった。食べさせて良いのかよくわからないが、りんごチップなんかをあげると大喜びで食べた。普段寄り付きもしないくせに、何か甘いものを食べさせようとすると人の膝の上に乗ってきたりもした。食べたらまたプイっとどっかへ行ってしまうのだけれど。

それから飲み物は、当時俺が好きで常々飲んでいた「DAKARA」が本当に好物だった。コップに飲みかけを置いておこうものなら倒してこぼしてでも飲むくらいで、実に油断ならなかった。そんなだから常にコップはカラにしてた訳なんだけれども、よくよく考えたらコップの意味ないね。それじゃ。

で、そんなカラのコップを必死で舐め回す伊之助くんの図。

在りし日の伊之助君

きゅーってなって、あまりに必死で爆笑したもんだ。


そういやDAKARAはもう今はあまり飲まないんだけど、彼女がいなくなってからだった。飲むのをやめたのは。

在りし日の伊之助くん


いきなり俺の汚い足を披露して恐縮ではあるが、前回彼女は洗面所の引き出しをねぐらにしてそこで過ごしたと書いた。実は寒い冬場だけはちょっと違って、良く夜中テコテコとやってきて人の布団にもぐりこんで来たものだ。だもんだから何度か寝返りを打ったとき下敷きにしてしまった事もあったりで、感触ですぐに気が付いて夜中に大慌てしたりした。

それから冬場は何時からか寝返りを打つのにも気をつけるようになり、寝てるんだけどもどこか意識は常に布団の中にあるようになった。偉いもんでね。寝返り打つにもなんとなくそろりと打ち、彼女がいれば、

「あ。いるのか。ごめんごめん。」

てなもんで、以降下敷きにしてしまうこともほとんどなくなった。その分確実に眠りは浅くなっていただろうけども・・・。

まあこれもひとつのクセみたいなもんで、彼女が居なくなった後もしばらくの間、寝返りをそろりと打った後に、

「ああ。そうか。もう寝返り打つとき変に気を使わなくていいのか。」

そんな事を夜中にうすらぼんやりと、一抹の寂しさとともに思ったものだ。

そんなある冬の俺と伊之助くんの添い寝の図。


在りし日の伊之助くん

在りし日の伊之助くん

ねぐらの話。

彼女はケージごと捨てられていたので、そのままケージも譲り受けた。夫婦で働いていた我が家は、日中誰も居なくなる。せまいケージで一日の大半を過ごすのではあまりに不憫なので、家中の危険そうなものにそれなりの対策を施し、ケージの扉は開けっ放すことにした。

まあどこでも家の中は好きに使ってくれよ。と。

ケージには水と餌が置いてあるので、食って眠くなればそこに居付くだろうと思っていたが、ある日帰ってくるとその姿が見当たらない。焦った。色々探したが中々見つからない。いやまさかこういう引き出しとかは開けないしなあ。と思って、洗面所のタオルを入れている結構重たい引き出しを開けると、まんまと気持ち良さそうにタオルにくるまって眠ってやがった。

「開けた・・・の?」

実際開けてたのが上の写真。結構力持ちさんだった。彼女は体調を崩して動けなくなるまで、お気に入りのおもちゃなんかを全て持ち込み、休むときはずっとここでタオルにくるまり過ごした。こんなカンジ。


在りし日の伊之助くん


当たり前だけど今では彼女がウチに来る以前の通り、綺麗にタオルが並べられている。分っているけど、今でも時々開いてみたりしている。

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